第50回 子育てパパ力のツボ、次回でラスト 田中尚人

2009/06/17 水曜日

イラスト

さてさて。
3年以上にわたって連載した「子育てパパ力のツボ」も、
次回の滝村パパの回をもって終了。

4ヶ月間、保育園でのお別れに、毎朝欠かさず「イカナイデ〜」と泣いてくれていた3歳のアイクも、とうとう小1。
スピードと美しさを極めた月曜の「シーツがけ」が懐かしいぞ。
今では、「歯を磨きなさい」といっても「後で」とか「なんで?」と刃向かう反抗期の初期段階に突入するような生意気なガキになりつつある。
まぁ、物心ついてからずっと天の邪鬼で反抗期の僕としては、定めとして受け止めるしかないわけで。

で、今回は、今までの執筆者に、天の邪鬼的イジワル質問をぶつけてみよう、というコンセプト。

質問は、
1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?あるいは一番の問題点は?
2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至るプロセス
3.いま、あなた自身がハマっていること(シゴトとかコドモの話はNG)
4.あなたが父親として、男としてまだ足りない点は? (あるいは懺悔でもオッケー)
5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

長いコンテンツだけど、どうぞご覧下さい。

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まずは、この3年間で第三子も得、マスコミでもてはやされるこの人、安藤哲也氏。
自ら立ち上げたNPO法人ファザーリング・ジャパンでは、「パパ検定」を皮切りに、男性の育休取得、待機児童問題、父子家庭支援、父親学級などにトップギアで取り組んでいます。
果たして、そんな彼の本音は?

1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?

(安藤パパ)
僕が子どもたちの何をどう見てるか?
長女(小6)は、思春期なるものがそろそろ来ているが、どこまで父親に自分を見せるだろうか。
長男(小3)は、第2次成長の端境期。いつ猿から人間になるか。
次男(1歳)は、ママのおっぱいからいつ離れるか。保育園でまずどの女の子と友だちになるか。

2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至る プロセス

喧嘩じゃないけど、妻の仕事復帰の焦りと次男の保育園入園がかみ合わず、4月以降ずっと機嫌が良くなく、ケアに気を遣いました。
でも6月から復帰できて働く気分はやっぱりいいようで、家事分担は増えてますが、まあ僕もうれしく感じます。

3.いま、ハマっていること

ロッド・スチュワートの昔(フェイセズ時代とか)のCDを聴くこと。

4.父親として、男としてまだ足りない点は?

「お金がないこと」と子どもたちは思ってる。でもそんなのカンケーねえ!!

5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

僕らの言うことをあんまり信用しちゃいけない。
肝心なのは自分のアタマで考え、自分の目を信じ、信念持って行動することです。
Take It Easy!

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次は、起業の夢と家族の両立を最大のビジョンに掲げる金柿秀幸氏。
娘が生まれてから立ち上げた絵本ナビは、絵本情報サイトのトップランナーとして高い評価を得ています。そんな中から今年は絵本のリユースを呼びかけるハッピー・リユース・プログラムに着手。
さて、小3になったお嬢さんとの「幸せの絵本」の今は?

1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?

(金柿パパ)
パズル。
娘とは、生まれてからずっといっしょに絵本を読む「絵本仲間」でしたが、
小学3年生になりすっかり「本の虫」になった娘は、
今では、もっぱら本は一人で読むスタイルに。
かわって僕と娘は「パズル仲間」になり、
毎朝二人で駅まで歩く20分間で、パズルやクイズの問題を出し合い、
休日はトランプや対戦パズルに興じています。
僕自身、学生時代はパズル好きで、古今東西の名問題を集めたりしてたので、
娘と楽しみを共有できて嬉しい時期です。

2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至るプロセス

血液検査で「中性脂肪」の数値が高かったことを妻が心配しているにも
関わらず、適当な受け答えをして喧嘩に。
僕が反省して食生活改善とダイエットの行動計画を作って提出。
現在、実施4週間で4キロ減と「行動と結果で示す」ことに成功。(メタボ脱出!)
さらにこれからの人生で健康についてどう考えるか夫婦で話して決着。
長期的なビジョンを共有してリードし、行動と結果で示す。
わかっちゃいるけど、ついつい先延ばしにしちゃうんですなあ・・・。

3.いま、ハマっていること

というわけでダイエット(笑)。
徹底的に歩くのと、カロリーコントロールを楽しんでます。
ま、どんな局面でも、自分が成長して行けていることを感じるのは楽しいものです。
「変われる」ということを周囲(特に子ども)に示せるのはいいことだなーと思って
います。

4.父親として、男としてまだ足りない点は?

自分の生き様を妻に理解、または容認してもらうためのプレゼンテーション。
まだまだ根っこに「黙ってオレについてこい」的な感覚があるのだと思います。
(しかし娘はかなり理解してくれている様子なのが面白いところ)

5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

読者のみなさん同様、僕も子育てに日々悩み、落ち込み、でも楽しみ、笑って
過ごしている親の一人、同志です。
またどこかでお目にかかれることを楽しみにしています!

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次は、前々回の連載間際に第二子の女の子に恵まれて、なんと二回目の育児休暇を取得した奥平亨氏。ブログでは、日本ではまだまだ珍獣扱いの育休パパの日常と内面を飾らずに語ってくれました。
以下のコメントも飾りがない分、新たな夫婦喧嘩の火種にならないか、ちと心配でもあるけれど、奥平さんの奥さん、どうぞ穏やかに見守って下さいませ。
Q2へのコメントは、笑いながら頷きすぎて首が痛いです。ほんと。

1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?

(奥平パパ)
問題点、ですかね。

上の子が4歳(男)、下が1歳(女)。
最近、とみに上の子が言うことを聞かなくなり、すぐ泣いて解決しようとすることに
対して、こっちも負けないくらい大きな声でしかることしかできない自分がいるわけ
です。

そういうときにパパはどうすべきか。
ママが怒っているときはパパが避難場所、逆もまたしかり、と思っていますが、
最近はパパもママも手に負えなくて二人とも怒る、というパターン。
下の子は、おにいちゃんがママのひざを独占していると「そこは私の場所!」と主張
するくらいの甘え、やきもちをママに対してはするのですが、
まだパパに対して息子と僕の関係をやきもち焼くような感じはまだなく。
その意味では、やっぱり僕が上の子を何とかしなくては、と思うのですが・・。

2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至るプロセス

最近の妻との喧嘩は、始まりがほぼ決まっていて、解決には至らないまま(なんだか
くすぶったまま)。

ママが話を振ってきたことに、乗って答えていると、「ああ、この話は子どもの前で
あんまりしないようにしよう」と勝手に切り上げる。
ママが関心のあることについて、ある時点まで※※※(呼び名)といっていたのに、
ほんとうは●●●と読む、というようなことがあって、それを指摘すると、
「ああ、最初から私は●●●といってたわよ」とぬけぬけといい、
「僕はそもそも知らないことなのでママが言い出したに違いない」という返しに対して「ああ、もう時間だ。そんな議論今してる暇ないわ、会社いってきます」と勝手に切り上げる。

まあ、勝手に切り上げられる、ことに対して、僕は怒るわけですな。

僕は(男は?)、理詰めでどこがおかしい、とか詰めて行きたいと思うのだけど、
そういうところになるとママは子どもや時間を理由に「切り上げ」るわけです。
で、悪いのはそういうことを「けんか腰で言い出す」僕だそう。
なので、解決には、「僕が熱くならないようにする」。
まあ興奮するなってことですね。けんか腰といわれても・・・

3.いま、ハマっていること

落語。といっても古今亭志ん朝ばっかり。
ipodにはCDから移したものと、youtubeで探してきた映像付きのものが多数落
としてあって、通勤の行き帰り、読む本がないときや混雑が激しいときの楽しい友に
なっています。

『明烏』とか『お見立て』なんか最高です。
まず、江戸弁がいいですね。その言い回しとか。
本当に口調真似たくなります。息子も江戸弁はなすといいなあ、と思ったり。
ときに枕で入る都都逸や川柳なんかの教養にも憧れる。

4.父親として、男としてまだ足りない点は

余裕、ですかね。いろんな意味で。
本当に僕がまねたい、学びたいと思っているパパと僕の違いは、「子どもを泳がせる
幅」かなあ、と思っています。
子どもをあんまり泳がせると、もどってこれなくなっちゃうんじゃないか、というこ
とでテキトーに連れ戻しちゃうんですが、その振幅を広げるためには、僕自身の「余
裕」がいるなあ、と。
すぐ怒っているばかりじゃいかんのです。
でも、相当の覚悟というか、自信がいりますよね。
子どもに勉強押し付けて、東大に行かせようとするのはわかる気がします。
それはそれが子どもにとって一番いい道だから、じゃなくて、親が楽なんですよね。
目印がわかりやすくて。
野山で食べ物を見つけて勝手に自活できる子どもを作りたいと思っているので、これ
じゃいかんのですよ。

5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

2人目が生まれたばかりから連載していたので、僕自身にとってもとても思い出深い
連載になりました。
今もまだそのときの迷いや悩みが解決しているわけでないので、まだまだ僕も成長せ
ねば!!

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お次は、少年野球のコーチ、小学校PTA会長、おやじの会をこなし、超一流企業の幹部というイメージが結びつかない日焼けした顔、スタミナみなぎる体格、フットワークの川島高之氏。
川島パパが語る夫婦の会話、これはすっごく面白かった。
頭の中は硬式ボールとバットが詰まっている体育会系パパの日常は、さていかに。

1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?

(川島パパ)
関心事は、一番も二番も三番も、野球野球野球。
6年生の息子は今年、4番でピッチャー若しくはショート。
弱小チームのくせして「絶対に優勝カップを取るのだ」と、息子は夢物語を描いてる。

パパとしては、99%無理とわかっていても、挑戦する彼の姿勢には応援してあげたい。
で、年甲斐も無く、毎朝5時起きで、彼とそのチームメイトたちと、朝の練習をし、
週末も、ほぼ全てをグラウンドで使い果たしている。

一番の問題点は、父子ともども野球漬けとなっており、他に時間や精力が回らないこと。
カミさんからは嫌味を言われ、息子は宿題をやる時間も無く、体もそこらじゅう痛めている。
パパはFJ参加時間が削られ、会社では眠くなり、毎月1回、過労で発熱。

2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至るプロセス

喧嘩らしい喧嘩はここんとこ記憶に無いので、
意見の相違と、その後のプロセスについて一つ。

やはり野球関連。
ピッチャーやりすぎて、肩が痛いと言っている息子に対し、
私からは「気合が足りないんじゃない!」の一言。

アトピー気味の息子が、目をパチパチばかりさせているので、
私からは「気合が足りないんじゃない!」

疲れて起きれないとダダこねている息子に対し、
これまた私からは「気合が足りないんじゃない!」

これら一連のやりとりを聞いていたカミさんから、
「気合気合って、何言ってんの!」
「肩痛いなら休ませ、目がパチパチなら病院に行かせ、
 起きれないんなら無理させる必要は無い」とバシリと言われた。

夫婦間で多少の言い合いになったが、誰がどう見てもカミさん優勢。
(当然、息子もカミさん側についた)

そして、私はスゴスゴと退散。
で終わればいいのだが、前述したとおり、
野球やりすぎで、毎月発熱をしている私は、
つい先日も、1日倒れていた。

言うまでも無くカミさんからは「気合が足りないんじゃない!」。

3.いま、ハマっていること

金曜日か土曜日の夜、息子とカミさんが寝静まってからの、
大好きな音楽聴きながら、雑誌片手に、スコッチを飲む。
これにはまりまくっている。

一週間の仕事を終え、明日はお休み
(と言っても、野球、PTA、おやじの会など予定満載だが)

息子とカミさんが寝てしまい、漸く迎えた一人の時間
(と言っても、寂しくて時々寝顔を見にいくが)

Jazz、ボサ、ソウル、聴きたいと思っていたCDを取り出し
(と言っても、結局いつも同じだが)

平日と異なり、お気軽な雑誌を開き
(と言っても、BRIOか週刊新潮程度だが)

スモーキーなスコッチウィスキーをチビリちびり
(と言っても、安売り店で買った10年もののボウモア程度だが)

うーん、なんとも心地良い時間だ。
と、と、ところが、CDは最初の一曲しか、
雑誌は、最初のPRページしか覚えていない。

スコッチグラスの中の氷は完全に溶け、
首がすっごく痛いと思って、ハッと起きる。

そう、前述のように「準備万端」で始めた至福の時間も、
最初の5分を過ぎたら、大体、リクライニングの上で寝てしまうのだ。

4.父親として、男としてまだ足りない点は?

懺悔は一杯あるが、家族の手前上、具体的な話は割愛する。
足りないことは山ほどあるが、あえて言うと一つかな。
それは、理想の「笑っている父親」度。

もっともっと笑えるはず。
というか、笑えるような事をもっとできるはず。
というか、それが出来る時間をもっと作れるはず。
というか、時間を作るための工夫をもっとやれるはず。
というわけで、男としての工夫がまだまだ足りないってこと。

5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

連載、読んでくれてありがとう!
男は単純。
やりたいことを、やりたいように、やろうとしちゃう動物。

でも、世の中、制約だらけ。
ならば、制約に文句言っても仕方が無いので、
制約自体を楽しんじゃおう!

すると、毎日、何時間あっても足りないくらいに、
充実したパパ生活が送れるのだ。
これ、バカボンパパが実証済み。
以上です。

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次は、現在連載中のパートナーで、趣味とライフワークが一致して、この春にパパ料理研究家として株式会社ビストロパパを立ち上げてしまった滝村雅晴氏。
滝村パパとは、鰻屋でパパ料理談義しつつの「次は何を飲む?何を焼いてもらう?」がとにかく楽しい、旨い。
彼が発売したエプロン、僕も愛用中です。

1.いま、あなたと子どもの間で一番関心があることは?

(滝村パパ)
長女(6歳)担当のおじぎそうと、
次女(3歳)担当のバジル。

最初はおじぎそうが発芽。
ようやく芽がでてペコリン、パコリン、プコリンの3兄弟を育成中。

後から蒔いたバジルのタネだが、一気に発芽。
すぐに15号ぐらいまで増殖!

長女は負けずぎらいなので、とても心配そう。

でも大丈夫だよ。

そのうちいなくなるよ。

たぶん、マルゲリータになるから。

2.最近妻と喧嘩した際の原因(キッカケ)と解決に至るプロセス

基本喧嘩らしい喧嘩はしませんねえ。
4月に独立・起業し、かなりバタバタしていたりしますが、
寸前でうまくコントロールしています。

お互いに協力しないと船がこげないので必死です・・・

これもパパ料理を続けたことで身に付いた技でしょうか(笑)

3.いま、ハマっていること

仕事と趣味を一緒にしてしまったので「食」にまつわることはNGになりそうですが、
ハマっているから仕方がないので、書きます。

伊賀焼「土鍋 かまどさん」
です。

これで、ご飯たいたらうまい!

そして、炊き込みご飯最高!

ついに実用的な「焼き物」が気になって気になって、
先日も伊賀焼のオーラに吸い寄せられてお店にふらふらはいって、
出てこれませんでした。

この美味しさはだれもがはまりますよ!

4.父親として、男としてまだ足りない点は?

娘がそれぞれ6歳と、3歳。
子育ての醍醐味(難しさ?)はまだまだこれから。
はたして、パパ料理は続けられるのか?

うっとうしく思われる日がくるのか!?

大人になっていく娘2人とちゃんとやりあってこそ、父親なんでしょうか。

足りないことだらけで、足りることがないのが、(父)親業かな。

だから面白いのかも。

5.「子育てパパ力のツボ」読者へのメッセージ

ご愛読いただいた皆様、ありがとうございます!
皆さまのご家庭でパパ料理がブームになることを楽しみにしています!

パパ料理研究家 滝村雅晴

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5人のパパ、回答ありがとさんです。

では、滝村パパ、次回のアンカー、よろしくです。