第15回 授乳マスターへの道  奥平 亨

2008/04/09 水曜日

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奥平です。はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

さて最初は、ウチが現在取り組んでいる母乳育児のこと。

実はこれを書いているほんの1週間ほど前、第2子が産まれました!!娘です。
夕方五時半に陣痛が始まって、夜七時に家族で夕飯を一緒に食べて、九時には産んでしまうんですからウチの奥さんはエライ!
でもひとつだけ心配なことが・・・。娘は2,280gの低体重児だったんです。
でも呼吸もしっかりできるし、血糖値も十分に高い、ということで産んだ助産院では保育器に入れなくていいと判断、おかげでずーっと一緒にいられるんですが、やっぱり口が小さいのでおっぱいがうまく吸えないようなんです。
一人目の子のときもウチは母乳育児。妻の強い決意で、彼女が職場復帰することになった8ヶ月目までは、母乳以外何も(水さえも!)口に入れませんでした。

この連載のパートナー、田中パパからはすごく示唆されることが多いんだけど、以前のこの枠で少し触れていた「パパにしかできないことはない、でもママにしかできないことはいっぱいある」という言葉もそのひとつ。
まさに母乳育児ってそうなんだよなあ、と思っていました。
母乳になっちゃうと、男がそれに介入するのはムズカシイ。
だから最初の息子が生まれてから僕がしていたのは、育児というよりむしろ100%家事で、掃除・洗濯・炊事はしていたものの、これってどうよ?と自問自答する始末でした。
子育てに関わり始めたという実感があったのは、奥さんの復帰にあわせて自分で育児休暇をとった生後8ヶ月くらいからの2ヶ月でした。

でも正直に言えば、妻が母乳を上げている間は、暇な時間でもあり、その間に新聞を読んだり、ちょっと本を読んだり、僕にとってはある意味ほっとできる時間でもあったのは事実です。

ところが二人目、うまくおっぱいが吸えないので、早々に助産院では搾乳をして哺乳瓶でも補助的に飲ませるということになりました。

哺乳瓶で飲ませるのは僕の役目。
母乳育児なのにこんなに早く僕の出番が出てくるのか、とうれしくもあり、哺乳瓶なら楽勝だよ、なんて軽く見ていたら、「子どもののどが少し開くように上あごを突き出させるような感じで」「哺乳瓶は根元(注:おしゃぶりの近くのほう)を持って、子どもの口の状況を見ながら少し押したり引いたりさせて」「ときどきは口で探させるようにして」なんて次から次へと厳しい指導が。新米パパに逆戻りです。
変な癖をつけてしまうと、ママのおっぱいに吸い付いたときにうまく吸えなくなったりするので、責任も重大。
授乳するときは「こうやって、口を大きく開けて!」なんて話しながらあげているので、いつのまにか僕の口までたこのようになっていたりします。

この間診察に行ったら、先生がおっぱいマッサージをしたあとで、妻を横に寝かせ、右手をおっぱいに、左手は赤ちゃんの首に添え、右手の指で乳首をうまくつまみながら赤ちゃんの口が開いた瞬間にガチッと咥えさせて吸わせていました。
それをチラッとみていたところ、「ご主人、ご主人ちょっと」と声を掛けられ、「ええーもしや」なんて思っている間に、あれよあれよと先生と同じ体勢に。
「右手はこう、左手はこう」なんて言われて奥さんのおっぱいをつまみ、娘の口が開いた瞬間にガチッ。
もうすごい体験です。もう戻れない。
奥さんのおっぱいをあんなふうに触るなんて・・・。
壁を突き抜けた感じがしましたね。
いやはや今回の母乳育児は、パパも休んでいられない。
いっそ授乳マスターへの道を究めようと思っています。

 
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