第17回 しつけ? それとも甘やかし? 奥平 亨
2008/04/23 水曜日

二人目のモモコが生まれる前から、上の子コウタローが赤ちゃん返りをするんでは、とずーっと心配していました。
そもそも“赤ちゃん返り”が具体的に何を指すのかはよくわかりませんが、服の着替えや食事のとき自分では何もしなくなってしまうとか、おっぱいを欲しがるようになるだとかだと思います。
これを書いている今は、こういう息子への対処方法についてのもう何度目かの夫婦喧嘩を過ぎていて、割とうまく状況を切り抜けられたり、息子の異なる反応におろおろしてまた新たな夫婦喧嘩の火種を作ったり・・・。
だいたい火種は夜中に作られるものですが、これにもまあ少しは慣れました。
モモコが生まれたのが3月半ば。
生まれて最初の一週間ほどは僕の母が手伝いに来てくれていました。
母もコウタローのときと比べると僕たちの子育てスタイルを少しは理解したのか、あんまり口を出さないようにもなっていました。
それに本人も年を取ったし、夫(僕の父)を昨年亡くしてからは、何だか生きる線みたいなものが細くなってしまっていることも影響しているかもしれません。
それでも、そうだなあ、奥さんが助産院から帰ってきて二日目だったかの夜中、妻と息子、娘、僕の家族4人+僕の母が過ごす第2夜に僕×妻×僕の母親のけっこう壮絶な喧嘩?をしました(初日は何とかうまくいった)。
モモコは生まれたとき低体重児であったので、口も小さくおっぱいを吸う力も余りありませんでした。それで搾乳をしてまずは哺乳瓶で母乳を与えるようにしていたのは前回書いた通り。
妻のおっぱいは順調に出るので、搾乳でうまく出せないときには乳腺炎になってしまう前に、コウタローに活躍いただくことになったわけです。
コウタローはもともとおっぱい大好き。
毎晩寝るときにはママがおっぱいを吸わせて添い寝をしていました。
2歳になるまでは夜ママと離れたことはなくて、僕との二人旅行も2歳過ぎてからようやく。
その二人旅行を契機に、というわけでもないですが、何となく夜おっぱいを口に含まなくても寝られるようにはなりました。
それがモモコの授乳の「手伝い」として久しぶりに駆り出されることに。
本人は飲み方を少し忘れていたところもありましたが、すぐに思い出し、「手伝い」どころか「主役」を張るようになっておりました・・・。
そりゃもちろん2歳10ヶ月の息子にこのコントロールをしろ、というのも無理な話でしょ。
赤ちゃん返りが困ったといっても、登壇はこちらからお願いしたところもあり、「主役」の座からおろすことは至難の業です。それに、ものの本には「赤ちゃん返りしたお子さんには十分に甘えさせてあげることがかえって自立の早道」なんて書いてあったりして、いったいどうすりゃいいの?僕の気持ち的にはまたもや新米パパ(第二期)という感じです。
それで第二夜の話。夜中にモモコがおなかが空いて泣くので僕が抱っこであやし、妻が授乳のために搾乳をしようとしたらコウタローももぞもぞ起き出して「おっぱい~」と大きな声で求めます。
妻は、少し含ませればコウタローも寝ると判断してまずコウタローへ。
新米パパ(第二期)は泣き続けるモモコを前に、「早く!早く!!」。そのうち、隣室で寝ていた母も起き出し「あんまり口を出したくないけど、下の子のほうが大事でしょ!この子はおっぱいしか飲めないんだよ!」。
新米パパ(第二期)は、この頃にはコウタローを妻から引き剥がしにかかっており、
妻「もう少しで寝るのにどうしてそういうことするの!?」
新米パパ(第二期)「コウタローには言って聞かせなければダメだよ!」
妻「こんな夜中に言ってもダメだよ!」
新米パパ(第二期)「そんなこと議論している前にモモコへおっぱい上げてくれ!」
一方で僕は引き剥がしたコウタローを羽交い絞めにしながら(彼はママのところへ戻ろうと必死)、至極論理的に彼を追い詰めようとしていました。
新米パパ(第二期)「コーチャン、モモチャンはおっぱいしか飲めないんだよ。モモチャンにおっぱいあげようよ」
コータロー「いや、いやあげない」
新米パパ(第二期)「モモチャンは新しい家族だよ。大事にしようよ」
コータロー「いや、モモチャン、ポイする!」
・・・・・。
今は搾乳をしてストックをためてからコウタローへ添い寝、という大体のパターンができてきたので夜中このような修羅場に陥ることはあまりありません。
まあ違う新たなパターンで、かつお互い眠いので、よく言い争いになること(おおむね僕が言い過ぎる)はありますが・・・。
翌朝、僕の母は「あんたはコウタローに対して甘いところと厳しいところがヘンだ。私には甘い甘いというけれど、ああいうことはきっちり教えないとダメだよ」と言うのでまたこれにカチンときた僕は「無責任なこと言うな!自分がやっていることのほうがよほど支離滅裂でコウタローをダメにする。俺はちゃんと考えてやってるよ」とまたもや口論。
いつもならここからさらに持論を展開して母親をやりこめるのですが、僕も大人になりました、これ以上は言いませんでした。
さて、僕がちゃんと考えてやっている、と母を喝破した「しつけと甘やかし」の線は、表にするとこんな感じ。妻の基準を聞いたわけじゃありませんので内緒で。
僕は僕の母よりはちゃんと息子のために考えています。当たり前か。まあ、自分で言うのも何ですが、妻が一番息子のことを考えているかもしれませんけどね。
| 僕 | 妻 | 僕の母 | |
| 生活習慣 (ご飯の最中に立って歩くとか、人に謝らないとか) |
厳しい | 厳しい | 甘い |
| おもちゃの購入 (新しいおもちゃを買ってとねだるときとか) |
甘い | 厳しい | 甘い |
| おやつ (甘いものを食べたがったりするときとか) |
甘い | 厳しい | 甘い |
| おっぱいのこと | 厳しい? | 甘い? | 厳しい |

1件
くりくり
2008/05/20 21:15
奥平パパ、このブログがかかれてから
少したっていますが、その後いかがですか?
こどもが小さい頃って、1日1日が長いですよね。
もう今頃は、コウタローくんも、
すっかり落ち着いているのかもしれませんね。
子どもの成長は早い!
そのときは「いつ終わるんだ〜」って感じですが、
ほんとに、ほんとに、
過ぎてしまえば「あっ」という間ですよ。
こんな苦労もよい思い出になりますように。